OAフロア メーカー 比較のポイント|導入前に知っておきたい選定基準

OAフロアを導入する際、「どのメーカーを選べばよいのか」と悩む担当者は多いでしょう。メーカーごとに構造・材質・耐荷重性能・施工性が異なり、施設の用途に最適な選定が求められます。本記事では「OAフロア メーカー 比較」の観点から、代表的なメーカーの特徴や選び方の基準、導入時に確認すべきポイントをわかりやすく解説します。
※本記事では特定メーカーの比較や優劣は行わず、比較検討時の着眼点と判断基準を整理します。
OAフロアのメーカー比較で確認すべき主なポイント
構造タイプ(支柱型・置敷型)
メーカーごとに「支柱タイプ(高さ調整式)」と「置敷タイプ(パネル直置き)」の対応範囲が異なります。
- 支柱タイプ:高さ調整や耐荷重に優れ、大規模オフィス・サーバールーム向き。
- 置敷タイプ:施工スピードが早く、小規模施設やリニューアル向き。
詳しい特徴は「OAフロア施工の記事」をご参照ください。
材質の違い(スチール・樹脂・木質)
OAフロアは主に3種類の素材に分類されます。
| 材質 | 特徴 | 主な用途 |
|---|---|---|
| スチール製 | 高耐荷重・防火性に優れる | オフィス・サーバールーム |
| 樹脂製 | 軽量で施工しやすくコスト抑制に有効 | 学校・クリニック |
| パーティクルボード製 | 静音性・断熱性が高く、低コスト | 教室・一般事務室 |
素材の特性は「OAフロア価格の記事」でも詳しく解説しています。
耐荷重性能と安全基準
メーカーごとにJIS A 1450(OAフロア用構成部材の試験方法)に基づく耐荷重性能を提示しています。
一般的には以下のような分類です。
| 用途 | 推奨耐荷重 | 対応フロアタイプ |
|---|---|---|
| 一般オフィス | 約3000〜5000N | 樹脂・スチール |
| 病院(事務室、待合室)・学校 | 約3000〜5000N | パーティクルボード・樹脂 |
| サーバールーム・研究施設 | 約5000N以上 | スチール支柱タイプ |
耐荷重性能の考え方については「OAフロア耐荷重の記事」をご確認ください。
高さ調整範囲と施工性
支柱型OAフロアの場合、メーカーによって調整可能範囲が異なります。
一般的な目安は以下の通りです。
| 高さ範囲 | 特徴 | 対応施設 |
|---|---|---|
| 40〜50mm | 段差が少なく短工期 | クリニック・教室 |
| 100〜150mm | 配線容量とコストのバランスが良い | オフィス全般 |
| 200〜500mm | 空調・配管スペース確保 | サーバールーム |
詳しくは「OAフロア高さの記事」で解説しています。

主なOAフロアメーカーとタイプ別のおすすめ構成
OAフロアには大きく分けて「置敷タイプ」と「支柱タイプ」があり、それぞれ得意とするメーカーが存在します。
ここでは主要メーカーの中から、代表的な製品傾向をご紹介します。
※本情報は特定メーカーの優劣を示すものではなく、比較検討時の参考情報です。
置敷タイプでおすすめメーカー
「置敷タイプ」は施工が早く、段差が少ないため、既存施設の改修やバリアフリー空間に最適です。
短工期・低コストで導入したい場合に選ばれることが多く、以下のメーカーが実績豊富です。
| メーカー名 | 特徴・主な強み |
|---|---|
| 株式会社イノアック住環境 | 樹脂発泡体を活用した静音性・軽量性の高いパネルが特徴。リニューアル案件にも多く採用されています。 |
| ステップライン株式会社 | シンプルな構造で設置が容易。コストパフォーマンスに優れた製品ラインを持ち、短納期対応も可能です。 |
| フクビ化学工業株式会社 | 樹脂成形技術を活かした高精度パネルを提供。耐久性と環境対応の両立が評価されています。 |
支柱タイプでおすすめメーカー
「支柱タイプ」は高さ調整が可能で、配線容量や耐荷重性能を重視する施設に向いています。
サーバールームや大規模オフィス、病院などでの導入実績が多いタイプです。
| メーカー名 | 特徴・主な強み |
|---|---|
| ナカ工業株式会社 | 高耐荷重・高精度の支柱型OAフロアを提供。公共施設や研究機関などにも導入実績多数。 |
| センクシア株式会社 | スチール製支柱システムを中心に、300mm以上の高床仕様にも対応。耐震性の高さが特長です。 |
| ニチアス株式会社 | 不燃材料や防火設計に強みを持ち、医療・研究施設に最適な高性能製品を展開しています。 |
| オーエム機器株式会社 | 支柱調整精度に優れたシステム構造を採用。大規模オフィスやデータセンターなどに多数実績。 |
OAフロアのメーカー選びに関するよくある質問
OAフロアメーカーによって品質は大きく異なりますか?
各メーカーで構造や素材の強みは異なりますが、国内主要メーカーはいずれもJIS規格に準拠しており、安全性に大きな差はありません。重要なのは施設用途に合わせた適切な仕様選定です。
どのメーカーを選ぶとコストを抑えられますか?
樹脂製や木質系OAフロアはスチール製よりも低コストですが、耐荷重や耐久性は限定されます。コストだけでなく用途などを考慮し、最適なバランスを取ることが大切です。
まとめ
OAフロアのメーカー比較では、「構造・材質・耐荷重・施工性・法令適合・メンテナンス性」を総合的に検討することが重要です。製品カタログの数値だけでは判断できない要素も多く、専門的な視点での比較・提案が欠かせません。
当社では複数メーカーの施工実績をもとに、施設の用途・環境・将来計画に合わせた最適なOAフロアをご提案しています。詳しくはOAフロア施工の詳細をご覧いただき、お気軽にお問い合わせください。

記事の監修者

株式会社ティーアイ代表
岩井 利紀
2018年に個人事業として創業、2020年に株式会社ティーアイを設立。
関東を中心に二重床・仕上げ床など内装床工事を手がけ、これまで数百件以上の現場を担当。
職人として培った経験を活かし、柔軟な対応力と円滑な現場調整で高品質な施工を提供している。
