OAフロアの方式比較|置敷タイプと支柱タイプの違いと選び方

OAフロアを導入する際、多くの担当者が悩むのが「どの方式を採用すべきか」という点です。代表的な方式には「置敷タイプ」と「支柱タイプ」があり、施工方法やコスト、耐荷重、配線容量などに大きな違いがあります。本記事では「OAフロア 方式比較」として、それぞれの特徴やメリット・デメリット、導入時の選定ポイントをわかりやすく解説します。
OAフロアの方式比較とは?
OAフロア(フリーアクセスフロア)の方式比較とは、置敷タイプと支柱タイプの構造・性能・用途を比較検討することを指します。
どちらも床下にケーブルや配線を収納して安全性とメンテナンス性を高める設備ですが、構造や設置条件によって最適な方式は異なります。
| 方式 | 構造の特徴 | 主な用途 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|
| 置敷タイプ | パネルを直接床に敷き詰める | 小規模オフィス・教室 | 短工期・低コスト・段差少 | 高さ調整や耐荷重に制限あり |
| 支柱タイプ | 支柱でパネルを支える二重床構造 | 大規模オフィス・サーバールーム | 高さ調整可・耐荷重◎ | 工期長・コスト高 |

置敷タイプOAフロアの特徴と適用シーン
置敷タイプのメリット
- 短期間で施工できる
- 既存床を傷つけずリニューアルしやすい
- 低床のため、天井圧迫を抑えやすい
置敷タイプのデメリット
- 高さ調整が難しく、配線容量が限られる
- 重量機器には不向き(耐荷重約300〜500kg程度)
- 段差調整が必要な場合、スロープや框処理が発生
置敷タイプの主な採用例
- 教室・小規模オフィス
- 病院の事務室・待合室
- 既存施設の改修工事
支柱タイプOAフロアの特徴と適用シーン
支柱タイプのメリット
- 高さを自由に設定可能(レベル調整可)
- サーバーラックや大型機器にも対応可能な高耐荷重
- 床下空間を活かして空調や設備配線を効率化できる
支柱タイプのデメリット
- 施工期間が長く、初期コストがやや高い
- 下地処理や水平精度の確保が必要
支柱タイプの主な採用例
- 大規模オフィス
- サーバールーム・研究施設
- データセンター・情報機器室や設備エリア
選定時の判断ポイント
- 施設の用途と将来計画:配線量が多い場合や将来的な増設を想定する場合は支柱タイプが適しています。
- 天井高・バリアフリー要件:天井高に制限がある場合や段差を抑えたい場合は置敷タイプを選択。
- 設置機器の重量とレイアウト変更頻度:重量機器が多い、または頻繁なレイアウト変更がある場合は支柱タイプが有利です。
- 施工スケジュールとコスト:短期間での改修やコスト重視の現場では置敷タイプが現実的です。
OAフロア方式比較に関するよくある質問
設計時に確認しておくべきポイントは?
まず、設置エリアの利用目的・機器の種類・メンテナンスのしやすさを整理することです。高さや配線容量などの仕様は後から変更が難しいため、早い段階で要件を明確にしておくことが失敗を防ぐコツです。
床下配線の点検や変更はどちらの方式がしやすいですか?
点検口を設ければ、どちらの方式でも一定のメンテナンスは可能です。ただし、支柱タイプの方が床下空間に余裕があり、配線や設備の更新が行いやすい構造です。
まとめ
OAフロアの方式比較では、「施工スピード・コスト重視なら置敷タイプ」「拡張性・耐荷重重視なら支柱タイプ」が基本的な選び方です。施設の用途や運用計画をもとに最適な構造を選定することで、安全性と効率性を両立できます。当社では現地調査から設計・施工まで一貫対応しています。詳しくはOAフロア施工の詳細をご覧ください。

記事の監修者

株式会社ティーアイ代表
岩井 利紀
2018年に個人事業として創業、2020年に株式会社ティーアイを設立。
関東を中心に二重床・仕上げ床など内装床工事を手がけ、これまで数百件以上の現場を担当。
職人として培った経験を活かし、柔軟な対応力と円滑な現場調整で高品質な施工を提供している。
