OAフロア 価格の決まり方とコストを左右する要素|見積り前に押さえるべきポイント

OAフロアを導入する際、多くの担当者が気になるのが「価格」です。しかし、単に「安い・高い」だけでは判断できません。OAフロアの価格は、材質・構造・高さ・耐荷重・施工条件など複数の要素によって大きく変動します。本記事では「OAフロア 価格」の基本的な考え方と、コストを最適化するためのポイントを解説します。見積り依頼前に知っておくことで、適正価格で導入を検討できるようになります。
OAフロア 価格とは?
OAフロア(フリーアクセスフロア)の価格は、材料費・施工費・副資材費などを合計した総合コストを指します。単に「1㎡あたりの単価」だけではなく、以下のような要素が価格を構成します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 材料費 | パネル・支柱・仕上げ材などの部材コスト |
| 施工費 | 搬入・設置・調整・清掃までの工賃 |
| 副資材費 | スロープ・框・コンセントボックスなどの付帯部材 |
| 設計・管理費 | 図面作成・現地調査・品質管理など |
これらの合計により最終的な見積りが算出されます。したがって「OAフロアの価格」とは、単なる製品単価ではなく、施設環境に合わせたトータルコストと理解することが重要です。

OAフロアの価格を左右する主な要素
材質の違いによる価格差
OAフロアの素材は、スチール製・樹脂製・パーティクルボード製などがあります。一般的にスチール製は強度と耐久性が高く、樹脂製や木質系は軽量で施工性に優れています。
| 材質 | 特徴 | 耐久性 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| スチール製 | 高耐荷重・不燃性に優れる | ◎ | オフィス・サーバールーム |
| 樹脂製 | 軽量・施工が容易 | 〇 | 小規模オフィス・学校 |
| パーティクルボード製 | 低コスト・静音性に優れる | 〇 | 教室・病院の事務室・待合室など |
それぞれの特性が価格にも直結します。詳細は「OAフロア耐荷重の記事」をご覧ください。
高さと構造の影響
OAフロアの「高さ」は、価格を大きく左右する要素の一つです。高さが増すと材料量と施工工数が増えるため、コストも上昇します。
- 低床タイプ:40mm・50mm:段差が少なく短工期で導入可能。
- 中床タイプ:100mm・150mm:配線容量とコストのバランスが良い。
- 高床タイプ:200mm・300mm以上:空調や配管を通す用途に適する。
詳しくは「OAフロア高さの記事」で解説しています。
施工方式の違い
施工方式には「置敷タイプ」と「支柱タイプ」があります。構造が異なるため、施工手順とコストも変化します。
| 項目 | 置敷タイプ | 支柱タイプ |
|---|---|---|
| 特徴 | パネルを床に直接敷設 | 支柱で高さを支える構造 |
| 工期 | 短い | 長い(調整作業あり) |
| コスト傾向 | 比較的安価 | やや高価(構造複雑) |
| 適用施設 | 小規模オフィス・教室 | サーバールーム・大型施設 |
施工の詳細は「[OAフロア施工の記事」を参照ください。
付帯部材(スロープ・框・コンセント等)
高さ100mmを超える場合、出入口にスロープや框(かまち)を設置する必要があります。これらは安全性確保に重要ですが、付帯費として追加される点に注意が必要です。
また、コンセントボックスやハーネス配線などの設備要素も見積りに影響します。
現場条件と施工環境
同じ仕様でも、施工場所・階層・搬入ルート・夜間工事の有無などによって工期や費用が変動します。特に稼働中のオフィスや病院(事務室・待合室)では、夜間や休日施工が必要となるため、追加費用が発生する場合があります。
価格を最適化するためのポイント
適正仕様の選定
過剰な耐荷重や高さを設定すると、不要なコスト増につながります。施設の用途・設置機器・将来計画を考慮し、必要十分な仕様を選定しましょう。
複数パターンでの見積り
1種類の仕様に絞るのではなく、「材質別」「高さ別」で複数パターンを比較することで、最適なコストバランスを見極められます。
ライフサイクルコストの視点
初期費用だけでなく、将来的な増設・メンテナンス費を含めた長期的コストで検討することが重要です。高耐久素材を選ぶことで、再施工リスクを減らせます。
OAフロアの価格に関するよくある質問
OAフロアの見積りで確認すべき項目は?
「材料費」「施工費」「付帯部材費」「設計管理費」の内訳を確認することが重要です。これにより、どの要素にコストがかかっているかを把握できます。
低床タイプと高床タイプでは価格差は大きいですか?
高床になるほど支柱や部材が増えるためコストは上昇します。ただし、高床は空調・配管対応など設備の柔軟性が高く、長期的には費用対効果が見込めます。詳細は「OAフロア高さの記事」をご参照ください。
コストを抑えたい場合の工夫はありますか?
配線容量に影響しない範囲で高さを抑える、支柱タイプを部分採用する、仕上げ材を既存品と統一するなどが有効です。
まとめ
OAフロアの価格は、材質・構造・高さ・施工条件・付帯設備など多くの要素で構成されます。単純な単価比較ではなく、施設環境や将来の拡張性を踏まえて検討することが大切です。当社では現地調査から設計・見積り・施工まで一貫対応し、最適なコストパフォーマンスをご提案します。
詳しくはOAフロア施工の詳細をご覧いただき、ぜひお気軽にお問い合わせください。

記事の監修者

株式会社ティーアイ代表
岩井 利紀
2018年に個人事業として創業、2020年に株式会社ティーアイを設立。
関東を中心に二重床・仕上げ床など内装床工事を手がけ、これまで数百件以上の現場を担当。
職人として培った経験を活かし、柔軟な対応力と円滑な現場調整で高品質な施工を提供している。
